行事の要素として、鬼と傘鉾が重要ですが、現存しているものはすべてがそろっておらず、村ごとにその内容も異なっています。セリフも共通しており、もとは同一の芸能が村ごとの事情などによって変質したものと考えられます。現存している以外の村々でもどうようの行事が行われいたようです。『高野町史』や『九度山町史』の民俗編に詳細な記載があり、今後これらの分析を進めることによって高野山を中心とした文化を究明することが課題となってくると思います。
山路興造先生は、京都の祇園祭の綾傘鉾に残る棒振りを参考にすることを提案されています。京都からの芸能の伝播と地域における受容・変容が課題となると思われます。
http://www.ayakasahoko.com/boufuribayashi.html
花坂の鬼もみ
古沢の傘鉾
椎出の鬼の舞い
細川の傘鉾
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