2014年8月28日木曜日

第8回ワークショップ報告

7月21日(月)19時より旧喫茶店樹林にてワークショップを行いました。参加者は7名でした。話題は、森本一彦『紀の川新報・きのかわ新聞に見る高野山』でした。橋本市図書館に所蔵されている昭和26年から平成8年まで旬刊で発行された『紀の川新報』『きのかわ新聞』がデジタル化されると
ともに、縮刷版が作成されたのを機にその紹介を行いました。話題の中心は、高野山の有料道路が造られる過程を記事を追って紹介しました。有料道路が地域の期待を担って造られましたが、結局、初期の目標とは異なり、建設費を改修しないままに無料化されました。少し遅れて着工された龍神スカイラインも同様の結果でした。道路行政はいつの時代も甘い見通しで進められ、結局うまくいかないのですが、その責任は問われないということだったようです。それと世界遺産である町石が有料道路の建設によって場所を移動されたり、破壊されていることが記事として取り上げられています。今になってみると、開発が貴重な遺産を破壊するうというとんでもないことが行っていたのです。また記事見出しのリストから「高野山」のキーワードで検索したものを紹介しました。記事を見ながら、関連する情報が飛び出し、研究会とともに聞き取り調査にもなりました。同様の報告を橋本市図書館講座で行いましたが、『紀の川新報』の社長兼主筆であった児玉泰さんのエピソードがたくさん出てきました。

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